人工的な素材と自然の素材 -樹脂系素材の役割

自然と人工 空間

アクリルの家具に囲まれた部屋と自然の木の家具に囲まれた部屋。皆さんはどっちに住みたいと思いますか?

アクリルの家具の部屋と木の家具の部屋

自然と人工

上の質問、おそらくほとんどの人は自然の木の家具で囲まれた部屋に住みたいと答えるのではないでしょうか。木の方が落ち着くイメージがするし、実際そうだと思います。

自然と人工

木っていうのは自然界の産物です。対してアクリルに限らずポリカ・ペット・塩ビなどの4大透明樹脂やABSなんかも人工的に作られた素材です。こういった人工的な素材はもともとヒトとの調和性が、木を始めとする自然なものよりもよくないんじゃないかと思います。

おちつきたい

家で落ち着くってときはやっぱり自然の産物に囲まれた方がいい気がします。落ち着きたいカフェなども木の家具が多い。逆に活発になりたいオフィスなんかは樹脂や金属の家具が多い。

でも樹脂の素材って家具や家電など身の回りでよく使われてますよね。それにはいくつかの理由があると思うんです。

都会的・モダンでハイセンスなイメージ

全ての家具がというと極端ですが、ポイントで使えば強調できるんです。これらの素材は自然界にはないようなモダンな雰囲気を持っています。尖ったというか、なんというか。もちろん相応のデザイン性や機能性は満たしている必要はありますが。

ちょっとした所有欲を満たせる。ながめてにやりとできるわけです。

自慢の道具のアピールに

スマホ

人工的な素材は自然とは反対に人工的なプロダクトと相性がいい気がします。家電などのいわゆる文明の利器みたいなものとか。実際にアップル社のiPhoneやスマートフォンの店頭ディスプレイ什器にはアクリルが使われることが多いです。爆発的にうれたらしい無印良品のアクリル製のネックレスホルダーも人間の手によって作られたアクセサリーを魅せる収納です。アピールしたいものを引き立たせる。

コスト面から

大きな無垢の木とか金属類に比べてコスト的に安価な場合が多いんです。デザイン家電とか言われる部類のものにもABSがよく使われていることはコスト的な側面もあるのではないでしょうか。±0とかバルミューダのプロダクトはそういうコスト的な理由を見せないような高いデザイン性も兼ね備えていますよね。樹脂系の素材でちょっと油断するとでてしまう安っぽさがほとんど感じられません。すごいです。

透明

自然界には4大透明樹脂のように透明度が高い固体っていうものはありません。氷くらい、、、かな、多分。これもポイントです。中を見せたいのに形が崩れるっていうもの、水族館なんかはこの理由。


アクリルって自分自身が直接的に満足するためっていうのではなく、自分をアピールする(自分の持ち物=人工的につくられたものをアピールする)っていう用途がいちばんしっくりくるんじゃないかって思います。

そういうことを考えながら、もっともっと主役を引き立てるにはどうすればいいのか、そしてたまにはこれらの素材が主役になってもいいんじゃないかと、、そのためにはどうすればいいのかを模索するのです。


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